ガス衣類乾燥機

ガス乾燥機「乾太くん」はマンションでは設置できない?理由について解説

ガス乾燥機「乾太くん」は、効率的に洗濯物を乾かせる優れた家電製品です。短時間で乾燥が完了し、ふんわりとした仕上がりが人気を集めています。しかし、マンションでの設置においては多くの制約があるため、導入が難しい場合が多いのが現状です。

本記事では、その理由やマンションで設置する際の注意点、設置のための対策についてくわしく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

ガス乾燥機「乾太くん」とは?

画像引用:https://rinnai.jp/lp/kanta_support/

「乾太くん」は、リンナイが提供する家庭用ガス乾燥機のブランド名です。一般的な電気式乾燥機とは異なり、都市ガスまたはプロパンガスを燃料にして衣類を乾燥させる仕組みを持っています。

乾太くんのメリット

  • 乾燥時間が短い:ガスの強い熱量によって、電気式乾燥機よりも約半分の時間で乾燥できます。
  • 経済的:エネルギー効率が高く、長期的に見ると電気式よりも安価になることがあります。
  • ふんわり仕上がり:高温かつ短時間で乾燥するため、タオルなどがふんわりと仕上がります。
  • 梅雨時や花粉の季節に便利:天候に左右されず、家の中でしっかりと乾燥できます。

これらの利点から、戸建て住宅を中心に広く利用されています。しかし、マンションでは設置にあたって多くの課題があります。

マンションで「乾太くん」が設置できない6つの理由

マンションで「乾太くん」の設置が難しい理由は、主に以下の6つです。

  1. 火災やガス漏れリスクへの懸念
  2. 換気の問題
  3. 騒音と振動の問題
  4. ガス配管の問題
  5. 管理規約の制約
  6. 避難経路の確保

順番に解説していきます。

1.火災やガス漏れリスクへの懸念

ガスを使用する機器である以上、火災やガス漏れのリスクが伴います。マンションは多くの住戸が密集しているため、一つの住戸での事故が他の住戸に大きな影響を与える可能性があります。このため、管理規約や消防法に基づき、ガス機器の設置が厳しく制限される場合があります。

①建築基準法と消防法の制約

日本の建築基準法および消防法では、集合住宅におけるガス機器の設置について厳しい基準が設けられています。これらの法律は、事故のリスクを最小限に抑えるための換気設備やガス漏れ警報機の設置を義務付けています。

2.換気の問題

ガス乾燥機は、乾燥時に排出される水蒸気や一酸化炭素を屋外に排出するための換気ダクトが必要です。マンションでは、外壁に穴を開けたり、専用のダクトを設置することが難しい場合があります。

①ダクト設置の制限

多くのマンションでは、建物の外観を損なうような工事(外壁への穴あけや配管の露出)は禁止されています。このため、排気ダクトの設置が物理的にできない場合が多いです。

②一酸化炭素中毒のリスク

適切な換気が確保されない場合、ガス燃焼に伴う一酸化炭素の蓄積によって中毒事故が発生する恐れがあります。特に密閉性の高い現代のマンションでは、換気が不十分になりやすい点が問題です。

3.騒音と振動の問題

ガス乾燥機は運転時に一定の騒音や振動を発生させます。マンションでは、隣接する住戸や上下階への音の伝わりやすさが問題になることがあります。

①生活環境のトラブル

マンションの壁や床は防音性能が限られているため、ガス乾燥機の運転音や振動が隣接住戸に伝わり、トラブルの原因になることがあります。

4.ガス配管の問題

マンションのガス配管は、基本的にキッチンや給湯器のみに接続されています。ガス乾燥機を設置するためには、新たに配管を引き直す必要がありますが、これも管理規約によって制限されることが多いです。

5.管理規約の制約

多くのマンションでは、建物全体の安全性や美観を守るために、管理組合が家電製品やガス機器の設置に関する細かなルールを設けています。これにより、ガス乾燥機の設置そのものが禁止されている場合もあります。

6.避難経路の確保

管理規約にベランダへの機器設置に関する規定がない場合でも、避難経路を塞いでしまうと法律違反です。建築基準法や消防法、火災防止条例では、マンションへは避難経路を2方向以上設けなくてはならないという決まりがあります。

避難通路として認められるのは奥行きが120cm以上であることが条件です。乾太くんを置いて通れるスペースが不足するようであれば、設置することはできません。

マンションでガス乾燥機「乾太くん」設置を検討する場合の対策

それでも「乾太くん」をマンションに導入したい場合、以下の対策を検討することが重要です。

1.管理組合への相談

まず、マンションの管理組合に「乾太くん」の設置について相談しましょう。設置にあたって必要な許可を得ることが最初のステップです。

2.既存の設備を利用する

マンションによっては、すでにガス乾燥機設置のための換気ダクトやガス配管が準備されている場合があります。その場合、追加工事なしで設置できる可能性があります。

3.電気式乾燥機の検討

どうしてもガス乾燥機が設置できない場合、電気式の衣類乾燥機を代替案として検討するのも一つの方法です。最近の電気式乾燥機は、ヒートポンプ技術を活用して省エネ性が高く、乾燥時間も短縮されています。

4.専門業者への依頼

ガス乾燥機の設置に関しては、専門の設置業者に相談することが大切です。専門業者であれば法的基準やマンションの管理規約に基づいて、最適な設置方法を提案できます。

【まとめ】マンションでの「乾太くん」設置は管理組合に相談し検討を!

画像引用:https://rinnai.jp/lp/kanta_support/

ガス乾燥機「乾太くん」は、その効率性と仕上がりの良さから非常に魅力的な製品です。しかし、マンションでの設置には火災やガス漏れ、換気の問題、騒音など多くの課題があります。

設置を希望する場合は、マンションの管理組合に相談し、必要な許可を得たうえで、適切な設置方法を選ぶことが重要です。安全で快適な生活環境を維持するためにも、慎重に検討しましょう。

弊社都市ガスサービスではガス乾燥機「乾太くん」の設置も承っております。ご検討の際はお気軽にご相談ください。

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