キッチンに内蔵されるビルトインタイプの食洗機は見た目もスッキリして、キッチン周りの作業スペースを確保しやすく、大容量で食器洗いができるため重宝されています。
本記事ではビルトイン食洗機で人気が高いメーカー、「パナソニック」と「リンナイ」のビルトイン食洗機の特徴を比較し、各メーカーがどのような人に向いているのか解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
ビルトイン食洗機は「パナソニック」と「リンナイ」が人気!
ビルトインタイプの食洗機は、海外メーカーも日本のメーカーでは「パナソニック」「リンナイ」「三菱電機」の3メーカーが主流です。
中でも、「パナソニック」が約6割、「リンナイ」が約3割のシェアを占めていて、どちらかのメーカーの商品を使用している場合がほとんどです。「パナソニック」と「リンナイ」は国内でよく知られているメーカーですが、ビルトイン食洗機はそれぞれ異なる特徴があります。
「パナソニック」と「リンナイ」のビルトイン食洗機の特徴を徹底比較!
まずは、「パナソニック」と「リンナイ」のビルトイン食洗機の特徴を、メリット・デメリットの観点からご紹介しましょう。
「パナソニック」のビルトイン食洗機の特徴
「パナソニック」は1960年に日本初の家庭用食洗機を発売し、その後60年以上食洗機の開発を続け、今では食洗機のトップシェアを誇ります。省エネ性や静音性に優れたモデルが多いことで知られています。
パナソニックのビルトイン食洗機は「スライドオープン式」です。フロントオープン式と比較すると収納容量は少ないですが、3~4人分の食器であれば十分に収納できます。
<パナソニックのビルトイン食洗機のメリット>
「パナソニック」のビルトイン食洗機には以下のようなさまざまな便利機能が搭載されていることがメリットです。
①業界初の「液体洗剤自動投入機能」を搭載
「パナソニック」のビルトイン食洗機では、粉末・ジェルボール・タブレットの3種類の洗剤が使用できますが、最新食洗機の「9Plusシリーズ」では、洗浄運転時に自動で液体洗剤を投入する「液体洗剤自動投入機能」が使用できます。(自動投入機能は液体洗剤のみ対応。ジェルボール洗剤、タブレット型洗剤は非対応)
②「ナノイーX送風」で衛生環境に強い
「パナソニック」といえば、空気清浄機でもおなじみのイオン「ナノイー」が有名です。ビルトイン食洗機でも食器洗浄後に「ナノイーX送風」で庫内を除菌できるのもうれしいポイント。食器だけでなく、庫内の菌の増殖を抑えて清潔に保つことができるので、夜に食洗機で洗った後に翌朝まで食器を庫内に入れたままでも安心で便利です!
③「ストリーム除菌洗浄」で除菌効果を発揮
洗浄方式の「ストリーム除菌洗浄」では、50度以上の温水で高圧洗浄し、80度以上の温水でしっかりすすぎ運転をしてくれるので、99%以上の除菌効果を発揮します。
④「AIエコナビ」で環境へ配慮
「パナソニック」のビルトイン食洗機にはAIセンサーが食器量・汚れ具合・室温を検知し、最適な運転時間や洗い方を自動でコントロールする機能「AIエコナビ」も搭載されています。「AIエコナビ」で無駄のない運転を行うことで、洗浄時間の短縮につながり、節水・節電効果も高められます。長期的なランニングコストを抑えられるだけではなく、環境への配慮にもつながるエコな機能です。
<パナソニックのビルトイン食洗機のデメリット>
「パナソニック」のビルトイン食洗機のデメリットとしては、価格が高めであることが挙げられます。
高品質な分、他のブランドに比べて初期投資が大きくなりがちです。また、一部の高機能モデルは操作が煩雑なので、すべての機能を活用しきれない可能性があります。
【リンナイ」のビルトイン食洗機の特徴
「リンナイ」は給湯器やビルトインコンロなどのガス機器で国内シェアのトップを誇るメーカーです。「リンナイ」の食洗機は、耐久性と強力な洗浄力が強みで、食器にこびりついた油汚れや焦げつきに対して効果的です。
ビルトイン食洗機に関しては、国内で唯一「フロントオープンタイプ」を作っているのが特徴。「リンナイ」のビルトイン食洗機は、フロントオープン式ならではの大容量の収納力と洗浄力が魅力といえます。
<リンナイのビルトイン食洗機のメリット>
「リンナイ」のビルトイン食洗機は、以下のような特徴がメリットです。
①「フロントオープン」と「スライドオープン」を選べる
国内メーカーでは、ビルトイン食洗機のオープン方式を「フロントオープン」と「スライドオープン」の2種類から選べるのは「リンナイ」だけなので、好みのタイプを選べるメリットがあります。近年では、狭いキッチンでも設置しやすく価格も手ごろな「スライドオープン式」の人気が高いですが、根強く「フロントオープン式」を求める方も多いです。
「スライドオープン式」では、引き出しのように食器カゴを出して収納するので、かがむ際の腰の負担が少なく済みます。「フロントオープン式」では、スライドオープン式と比べて収納力が高く、どの角度からでも入れやすいので、フライパンな鍋などの大型調理器具も楽に入れられるのが利点です。
フロントオープンの食洗機は海外製でも購入することはできますが、国産のいいところは部品交換や修理対応がスムーズで本体価格も海外製よりリーズナブルなところ。家族が多いお客さまを中心に支持されています。
②「プラズマクラスター」「銀イオンカートリッジ」の搭載
「リンナイ」では、スライドオープン式にシャープのエアコンや空気清浄機でおなじみの「プラズマクラスター」を搭載しています。「銀イオンカートリッジ」を採用することで、気になるカビやニオイを抑える機種も展開し、人気を集めています。
③アフターサポートが充実
「リンナイ」のビルトイン食洗機は、購入日から1年間の無料修理保証が付き、BL(ベターリビング)認証がある製品は2年間の無料修理期間が保証されています。あんしん修理サポートを利用すれば、最長10年まで保証期間の延長が可能です。
無料修理期間が過ぎた後も、不具合や故障時には有料での修理をしてくれます。補修用の性能部品を保有する期間は6年間なので、保有期間内であれば交換部品が手に入るのも安心ポイント。故障などによる修理依頼は、365日24時間受け付けている充実したアフターサポート体制です。
<リンナイのビルトイン食洗機のデメリット>
「フロントオープン式」の場合はキッチンの下部に設置されるので、食器を収納する際体をかがめなければなりません。
また、「パナソニック」に比べ高度なカスタマイズ機能や洗浄オプションが少ないため、特殊な洗浄に対応しづらい面があります。
「リンナイ」と「パナソニック」のビルトイン食洗機はどういう人におすすめ?
では、「パナソニック」と「リンナイ」のビルトイン食洗機は、それそれどのような人に向いているのでしょうか。
ここまでご紹介した特徴から、どんな人におすすめかをご紹介していきます。
「パナソニック」のビルトイン食洗機が向いている人
「パナソニック」のビルトイン食洗機は、充実した収納力と省エネ性が魅力です。食器洗いの頻度が高く、スピーディーかつ効率的に食器洗いをしたい人に向いています。
「リンナイ」のビルトイン食洗機が向いている人
「リンナイ」のビルトイン食洗機は、前開きがよい方、家族が多く大容量で洗いたい方に向いています。
一方、フロントオープン式の場合は腰に負担がかかりやすいので、腰痛持ちの方や妊婦の方には不向きな設計です。
【まとめ】「パナソニック」と「リンナイ」のビルトイン食洗機はライフスタイルに合わせて選ぼう!
ビルトイン食洗機の人気メーカー「パナソニック」「リンナイ」は比較すると性能と品質の良さは変わりません。
しかし、家族の多さや、どんな人が使用するかによって、適したビルトイン食洗機が異なることがご理解いただけたのではないでしょうか。
都市ガスサービスでも「パナソニック」と「リンナイ」のビルトイン食洗機を取り扱っております。どちらがよいか迷われたら、ぜひ私どもにご相談ください!