レンジフード

レンジフード交換は自分でDIYできる?!手順や注意点のポイントを紹介!

キッチンのレンジフード交換は自分でできるのでしょうか?答えは「YES」です。

種類によっては自分でDIYすることでレンジフード交換が可能なタイプもあります。しかし、多くの場合は業者に任せるほうが安心です。

本記事では自分でレンジフード交換する手順・注意点の他、業者に依頼する場合の費用相場をご紹介します!

ぜひ最後までご覧ください。

レンジフード交換は自分でDIYできる!

レンジフードとは換気扇のファンを覆うカバーのことで、自分で交換することができます。レンジフード交換は、ご家庭のキッチンに適したサイズを選び、適した場所へ設置することがとても重要です。

DIYで自分で交換をするときには確認することがいくつかありますので、まずは確認ポイントを見ていきましょう。

レンジフード交換を自分でする前に確認すること3点

主に確認することは以下の3点です。

  1. ファンとレンジフードの「種類とサイズ」を確認
  2. 設置する「高さ」を確認
  3. レンジフードの「設置方法」を確認

具体的に見ていきましょう。

ファンとレンジフードの「種類とサイズ」を確認

レンジフードにはファンを覆うだけのタイプと、ファンと一体になっているタイプがあります。主なファンの種類とレンジフードの種類を把握し、ご自身の交換したいレンジフードの「種類とサイズ」を確認しておきましょう。

<ファンの種類>

  • プロペラファン・・・昔からあるタイプの扇風機の羽のような形状のファン
  • シロッコファン・・・近年主流の細い羽がたくさん付いている円筒形のファン
  • ターボファン・・・シロッコファンの進化形でシロッコファンより羽が薄く少ない。賃貸住宅によく使われているファン

<レンジフードの種類>

  • ブーツタイプ・・・ファンを上から覆い被せるタイプのレンジフード
  • フラットタイプ・・・別名浅型とも呼ばれている横長のレンジフード
  • スリムタイプ・・・つなぎ目がなくスタイリッシュで掃除しやすいレンジフード

<サイズ>

  • プロペラファンは羽の直径を測る。(25cmまたは30cmが多い)
  • シロッコファンの場合はレンジフードの横幅と高さを測る。(横幅は60cm、75cm、90cmが共通化されている)

レンジフードの横幅は東京消防庁による火災予防条例(東京都条例第65号)で「レンジフード本体の幅及び奥行きは調理機器(ガスコンロやIHコンロ)の幅及び奥行きの寸法以上とすること」と定められています。もし60cmのコンロを使っている場合、レンジフードは60cm以上の横幅が必要です。

レンジフードを設置する「高さ」を確認

設置する高さは「調理器具表面より80cm以上離すこと」と定められています。また、レンジフード本体の高さはレンジフード本体の下から天井までの高さを測りましょう。

レンジフードの「設置方法」を確認

レンジフードの交換方法は大きく分けて以下の3種類です。

  • 壁面交換・・・キッチンの正面の壁面にレンジフードを設置する方法で、I型キッチンに向いている。
  • 横壁交換…レンジフードを側面に設置する方法で、ペニンシュラキッチンに向いている。
  • 天井交換…天井に設置する方法で、アイランドキッチンに向いている。

それぞれの事項を確認したら、いよいよ適したレンジフードの購入です。レンジフードはホームセンターや家電量販店、レンジフード専門メーカー、ガス会社などで購入できます。

レンジフード交換を自分でする場合に必要なもの

レンジフード交換を自分で行うには、必要なものがあります。そろえておくものは以下の通りです。

  1. レンジフード本体と幕板
  2. 部材
  3. 道具

具体的に見ていきましょう。

レンジフード本体と幕板

幕板とは本体のダクトなどを隠すために付ける板のことで「前幕板」「横幕板」があります。ご自宅のキッチンに適した幕板とレンジフードを選んで用意しましょう。

部材

  • 換気扇ふさぎ板・・・余分な穴をふさぐために使用します。
  • Φ150mmダクト・・・煙やニオイをダクト換気で外へ送るために必要です。(東京都の消防条例ではアルミダクトは使用不可)
  • グラスウール・・・燃効果があり、耐火のために巻きます。
  • アルミテープ・・・接続の際に使用します。

道具

  • 電動インパクトドライバー・・・壁へ取り付ける際に使用します。
  • 水平器/ レーザー墨出器・・・取付位置を決めるためにあると便利です。

自分でレンジフード交換する場合の手順

必要なものがそろったら、以下の手順でレンジフードを交換していきます。

  1. 旧レンジフードを外す
  2. 換気扇のコンセントを抜く(もしくはブレーカーを落とす)
  3. ファンキャップとプロペラを外す
  4. 換気扇本体を固定している金具を外す
  5. 換気扇本体を壁から取り外す
  6. 新しい換気扇の本体を取り付ける
  7. 電源コードの長さを調節する
  8. 本体にファンとファンキャップを取り付ける
  9. 排気方向を調整する
  10. ダクトを接続する
  11. 電源を入れて動作チェックをする
  12. 換気扇のカバーをつける

自分でレンジフードを交換する場合の注意点

自分でレンジフードを交換すると費用はおさえられますが、リスクもあります。

以下のリスクを把握したうえで、自分でレンジフードを交換するか、業者に依頼するか検討しましょう。場合によっては、費用がかかっても業者に依頼するほうが安心で手間がかからないこともあります。

器具の選択が難しい

レンジフードは種類が多いので、設置条件によって機種を選択しなければなりません。ネットで購入したらサイズに合っていなかった、という失敗もありえます。ネット購入の場合は返品ができない場合も多いので、器具選びは注意が必要です。

工事は有資格者による知識と技能が必要

電線接続を伴う工事は必ず有資格者での工事が必要で、屋内配線は基本的に電気工事士の資格を持つ技術者以外は施工できません。

ダクトは天井や壁を通って外へつながるように設置されているもので、ダクトの工事を失敗すると、換気扇からうまく排気できなくなります。部屋の中に汚れた空気や臭いが充満するだけでなく、場合によっては一酸化炭素中毒の原因となったり、火事の原因となったりするので危険です。

レンジフード交換は重労働

レンジフードは、重量が20kgほどするタイプもあります。レンジフードを天井近くまで持ち上げて作業するため、かなりの重労働です。慣れていないと、事故やケガをする危険もあるので、気をつけましょう。

自分でレンジフード交換しても費用はかさむ

自分でレンジフード交換をしても、新しいレンジフードや換気扇を購入しなければなりません。そのほか、ダクト工事のための養生テープ、工具、踏み台(足場)の準備などの費用がかかります。もともと道具がそろっているならまだしも、一からそろえるとなるとかなりの費用が発生します。

また、自分でレンジフード交換をしたあとは、旧換気扇やレンジフードを処分しなければなりません。旧レンジフードの処分も費用や手間がかかります。手間や労働時間を鑑みると、それほど安いとは感じにくいでしょう。

業者に依頼する場合は、古いレンジフードや換気扇の処分をお願いすることができるので楽です。

自分でレンジフード交換をしない場合の費用相場

では、業者に依頼する場合の費用相場はいかがでしょうか。

プロの業者にキッチンの換気扇交換を依頼する場合の工事費用相場は、1万円~3万円です。

このほかに、レンジフードと換気扇の料金が必要です。レンジフードと換気扇の費用相場は以下の通りです。

  • プロペラファンの費用相場……約1万円~2万円
  • シロッコファン(シンプルタイプ)の費用相場……約1万5,000円~6万円
  • シロッコファン(多機能タイプ)の費用相場……約10万円~18万円

【まとめ】費用と手間を比較して自分でレンジフード交換するか業者に依頼するか検討を!

レンジフード交換は自分で行うことができます。しかし、資格や道具が必要であることを考えると、経験者でなければ時間と手間と費用がそれなりにかかります。

まずは確認事項とリスクを把握したうえで、DIYで自分でレンジフード交換するか、プロの業者に依頼するかをよく検討するようにしましょう。

弊社「都市ガスサービス」ではキッチンのレンジフード交換も承っております。お困りのことがあればお気軽にご相談ください!

-レンジフード