「天日干しは天気に左右されるのがちょっと…」「室内干しは嫌な臭いがするから苦手…」
衣類の乾燥で頭を悩ます方もいますよね?
雨だけではなく、梅雨や冬場は衣類が乾燥しません。室内干しだと、ふかふかにならず、室内干し特有の嫌な臭いがつくこともあります。
ドラム型洗濯機も、乾燥時間がとても長くて使い勝手がイマイチ。
このような悩みを解決するのが、ガス衣類乾燥機の「乾太くん」です。実際に利用している人の満足度が高く、SNSでも高評価ばかり。
それもそのはず。乾太くんは、衣類を傷めずに短時間で乾燥できる優れもので、みなさんの忙しい毎日を快適にしてくれるでしょう。
この記事では、乾太くんの特徴、価格、選び方、そして購入方法について詳しくご紹介します。
ガス衣類乾燥機乾太くんとは?
ガス衣類乾燥機「乾太くん(かんたくん)」は、リンナイが提供するガス乾燥機のブランド名です。1992年に発売されて以来、ロングセラー商品として人気を集めて注目されています。
SNSでは「乾太さま」と言われることもあり、話題になっています。
性能とコスパに納得する声が多く、家事の時短化に役立っている存在と言えるでしょう。コインランドリーに設置されているガス式乾燥機と同様、乾燥力と乾燥の速さは、目を見張るものがあります。
乾太くんは、ガスの力で素早く乾燥できるのが最大の特長。ガスならではの強い温風をたっぷり送り込みながら乾燥させるので、繊維が根元からふわっと立ち上がり、快適に仕上がります。
すばやくしっかり乾かすパワフル乾燥してくれ、ふっくらやわらかな仕上がり。生乾き臭もしっかりカットしてくれます。
雨の日が続く季節にも大活躍です。6kgの洗濯物だと、電気式のドラム式乾燥機が2~3時間以上かかる場合も多い中、乾太くんは100分ほどで乾かせるのも魅力です。
注意点として、乾太くんを使用する際はガスの利用が必須です。オール電化のご家庭ではガス利用の手続きが必要になります。また、マンション暮らしの場合も設置が難しい場合もあります。
乾太くんの特長
乾太くんには、スタンダードとデラックスの2つのタイプがあり、機能面も違ってくるので、購入を検討している方は悩んでしまうところかもしれません。
スタンダードタイプは基本的な乾燥機能を重視で作られていて、コストパフォーマンスが良いです。一方、デラックスタイプはより多機能で、細かなコース設定が可能で至れり尽くせりです。
以下で、両者の違いを詳しく説明します。ぜひ選ぶ際のヒントにしてみてください。
乾太くんスタンダードタイプ
乾太くんには、3kg、5kg、8kgの3つのモデルがありますが、大きな違いは本体の大きさと容量だけです。どのモデルも「標準」「厚物」「エコ」などのコース運転、タイマー運転、ドラム除菌など、通常の使い方をするなら十分な機能を備えています。
デザインは中が覗けるタイプで、丸形の扉が特徴です。スタンダードタイプも同様にシンプルで使いやすく、コストパフォーマンスが優れています。
お手入れについては、糸くずフィルターの掃除がメインとなり、スタンダードタイプの場合は内部の奥にフィルターが配置されています。奥にあるので、背の小さい方は少し大変かもしれません。
RDT-80
型式 | RDT-80 |
発売日 | 2019年1月 |
本体色 | ピュアホワイト |
外形寸法 | 高さ684mm×幅650mm×奥行641mm |
質量 | 33kg |
乾燥容量 | 8㎏ |
対応ガス種 | 都市ガス用 13A・12A / プロパンガス用 LPG |
機能 | 標準・エコ・厚物・シーツ/毛布・ドラム除菌・タイマー・静電気低減 |
RDT-80シリーズは乾燥容量が8キロとたっぷり。洗濯物を一度に全部乾燥できるので、まとめて洗濯することが多い家庭にぴったりです。また、家族が多い家庭にもおすすめです。
RDT-31S(3kg)やRDT-54S-SV(5kg)のモデルと比べて、RDT-80にはデリケートコースがありません。熱に弱い衣類は乾燥できないので注意が必要です。
ただし、シーツや毛布を乾燥させるコースは8kgモデルだけの機能です。
RDT-54S-SV
型式 | RDT-54S-SV |
発売日 | 2018年10月 |
本体色 | ピュアホワイト |
外形寸法 | 高さ684mm×幅650mm×奥行561mm |
質量 | 31kg |
標準乾燥容量 | 5㎏ |
対応ガス | 都市ガス用 13A・12A / プロパンガス用 LPG |
機能 | 標準・エコ・厚物・デリケート・ドラム除菌・タイマー・静電気低減 |
RDT-54S-SVシリーズ(5kg)は、毎日洗濯する家庭に向いています。ほどよい容量なので使い勝手が良く、4人家族程度であれば不満を感じることなく使用できます。
RDT-80(8kg)モデルとは違い、5kgモデルにはデリケートコースがあるため、衣類が縮んだり型崩れしたりしないよう乾燥できます。
シーツや毛布用のコースはありませんが、タイマー運転を使って時間を指定すれば、シーツ1枚程度は乾かすことができます。
RDT-31S
型式 | RDT-80 |
発売日 | 2019年1月 |
本体色 | ピュアホワイト |
外形寸法 | 高さ609 mm×幅550 mm×奥行506mm |
質量 | 24.5kg |
標準乾燥容量 | 3kg |
対応ガス | 都市ガス用 13A・12A / プロパンガス用 LPG |
機能 | 標準・エコ・厚物・デリケート・ドラム除菌・タイマー・静電気低減 |
RDT-31S(3kg)シリーズは、洗濯物が少ないご家族や単身者に向いています。コンパクトなサイズなので、置き場所に困ることはありません。
シーツや毛布用のコースはありませんが、デリケートコースがあるため、衣類が縮んだり型崩れしたりしないように乾燥できます。
また、RDT-54S-SVシリーズ(5kg)とは違い、タイマーを使用してシーツ1枚程度を乾かすのは難しいです。
乾太くんデラックスタイプ
2023年7月12日に、新型デラックスタイプがリリースされました。この新型では、消臭コースが除菌・消臭コースにグレードアップしています。
そのほかにも、クリーン、花粉ケア、マイルド、庫内LED、スマホ連携といった便利な機能が追加されています。
お手入れ方法もさらに簡単になりました。ワンタッチオープンの糸くずフィルターが庫内の手前側にあり、取り外してほこりを取り除くだけで大丈夫です。
以前は中が見えないシンプルなデザインでしたが、新型では中が見えるように変更されました。
RDT-93
型式 | RDT-93 |
発売日 | 2023年7月 |
本体色 | ピュアホワイト |
外形寸法 | 高さ671 mm×幅653 mm×奥行674mm |
質量 | 42kg |
標準乾燥容量 | 9kg |
対応ガス種 | 都市ガス用 13A・12A / プロパンガス用 LPG |
機能 | 標準・エコ・厚物・デリケート・シーツ/毛布・除菌消臭・クリーン・花粉ケア・マイルド・ドラム除菌・タイマー・静電気低減 |
その他の機能 | 残時間デジタル表示・静音ドラム・前面フィルター・庫内LED・スマホ連携 |
RDT-93(9kg)シリーズは大容量化のニーズに対応した最新モデルです。シリーズ最大容量9kgでフルモデルチェンジ。機能もスタンダードにはない豪華な機能が満載です。
以前のモデルは5kgが最大だったので、仕方がなくスタンダードを選択した方も多いと思いのではないでしょうか。
一般的なドラム型洗濯機の洗濯容量は約6kgです。RDT-93シリーズなら、9kgの洗濯物を一度に乾燥できるので、洗濯物の量が多いご家庭でも、家事の時短を実現することができます。
RDT-63
型式 | RDT-80 |
発売日 | 2023年7月 |
本体色 | ピュアホワイト |
外形寸法 | 高さ671 mm×幅653 mm×奥行594mm |
質量 | 39kg |
標準乾燥容量 | 6㎏ |
対応ガス種 | 都市ガス用 13A・12A / プロパンガス用 LPG |
機能 | 標準・エコ・厚物・デリケート・シーツ/毛布・除菌消臭・クリーン・花粉ケア・マイルド・ドラム除菌・タイマー・静電気低減 |
その他の機能 | 残時間デジタル表示・静音ドラム・前面フィルター・庫内LED・スマホ連携 |
RDT-63(6kg)シリーズは、ほどよい大きさと価格で選びやすいモデルとなっています。
RDT-93シリーズ(9キロ)と比較すると乾燥容量が6kgと物足りなく感じるかもしれませんが、ドラム型洗濯機(12kg)の乾燥容量が6kg程度。
通常の衣類から、シーツ/毛布まで対応しているので、十分すぎる容量といえます。乾燥容量、価格、機能性などの点でバランスが良く、幅広いご家庭におすすめできるモデルです。
乾太くんの価格
乾太くんは決して安い価格ではありませんが、本体は購入する会社によっては2〜4割引されます。
本体価格に加え、設置工事費やガス管工事費など、さまざまな費用が発生します。設置工事費込みの割引プランなどが実施されていることもあります。
乾太くんスタンダードタイプ
スタンダードタイプの3モデルの本体価格はこのようになっています。
RDT-80
メーカー希望小売価格 | 193,490円 |
平均取付工事費 | 50,000円前後 |
RDT-54S-SV
メーカー希望小売価格 | 156,750円 |
平均取付工事費 | 50,000円前後 |
RDT-31S
メーカー希望小売価格 | 120,010円 |
平均取付工事費 | 50,000円前後 |
乾太くん(かんたくん)デラックスタイプ
デラックスタイプの2モデルの本体価格はこのようになっています。
RDT-93
メーカー希望小売価格 | 243,540円 |
平均取付工事費 | 50,000円前後 |
RDT-63
メーカー希望小売価格 | 208,890円 |
平均取付工事費 | 50,000円前後 |
商品の選び方
スタンダードタイプとデラックスタイプの違いは、コース洗濯の違いやスマホ連動、お手入れのしやすさなどです。
基本となる乾燥機能に違いはありません。
次に悩むのが容量です。
- 3kg:1~2人暮らしや洗濯回数が少ない家庭
- 5~6kg:3~4人暮らしで子供がいて洗濯頻度が普通の家庭
- 8~9kg:4~5人以上の大家族や一度にたくさんの洗濯物を乾燥させたい家庭
通常はスタンダードのRDT-54S-SV(5kg)かデラックスタイプのRDT-63(6kg)を選ぶのが無難かもしれません。
基本は洗濯物の量に合わせて決めるとよいでしょう。
もしどれを購入するか悩んだ場合は、予算が許すのであれば、デラックスタイプのRDT-63(6kg)がベストな選択かもしれません。
また、容量が小さいと困ることはあっても、大きくて困ることはありません。このように考えるとデラックスのRDT-93(9キロ)を選ぶのがベストかもしれません。
まとめ
乾太くんは、一度使ってしまえば虜になってしまうこと間違いなしのアイテムです。
洗濯物が驚くほど早く乾き、ふっくら柔らかに仕上がります。一度でも使用してしまうと普通の乾燥機には戻れません。
衣類乾燥機を考えているのであれば、普通のドラム型洗濯機を選ぶ前に、ぜひ乾太くんを検討してみてください。
スタンダードタイプとデラックスタイプがありますが、自身のライフスタイルに合った乾太くんを選んでみてはいかがでしょうか?