寒い季節になると、エアコンの暖房が頼りになります。しかし、「暖房をつけても部屋がなかなか暖まらない」「温風が出にくい」などの問題に悩まされることもあるのではないでしょうか。このような暖房の効きが悪い状態にはさまざまな原因が考えられます。
そこで、本記事ではエアコンの暖房が効かない主な原因と、その解決方法についてくわしく解説します。また、修理と交換のどちらを選ぶべきかについても考察しますので、お悩みの方はぜひご参照ください!
エアコンの暖房が効かない主な7つの原因
まず、エアコンの暖房が効かない原因を探ってみましょう。主な原因は以下の7つです。
- フィルターの汚れ
- 室外機のトラブル
- 冷媒ガスの不足
- エアコンの寿命
- 暖かい空気が上に溜まっている
- 霜取り運転中
- リモコンの設定ミス
順番に解説していきます。
1. フィルターの汚れ
エアコンのフィルターがホコリや汚れで詰まっていると、空気の流れが悪くなり、暖房の効率が低下します。
【対策】
- フィルターは2週間に1回を目安に掃除する。
- 目詰まりがひどい場合は、新しいフィルターに交換する。
2. 室外機のトラブル
室外機が正常に動作していないと、エアコンの暖房機能が十分に発揮されません。たとえば、
- 室外機の周りに障害物がある
- 室外機に霜がついている
などがあるとエアコンが効かない場合があります。
【対策】
- 室外機の周りに物を置かないようにする。
- 霜取り運転を活用し、氷がついている場合は除去する。
3. 冷媒ガスの不足
エアコンの冷媒ガスが不足していると、暖房能力が著しく低下します。冷媒ガスは経年劣化や配管の微細な漏れによって減少することがあります。
【対策】
- 専門業者に依頼して冷媒ガスの補充を行う。
4. エアコンの寿命
一般的にエアコンの寿命は10~15年程度といわれています。古いエアコンは暖房の効率が悪くなり、修理しても改善しないことがあるので交換を検討しましょう。
【対策】
- 10年以上使用しているエアコンは買い替えを検討する。
5.暖かい空気が上に溜まっている
暖かい空気は上に溜まる性質があります。特に天井が高い部屋だと、下まで暖かい空気が降りてこない場合があるので、以下の対策をしましょう。
【対策】
- 空気清浄機やサーキュレーターで空気を循環させる。
- 風向きを下に下げる。
6.霜取り運転中
エアコンは室外機の熱交換器に霜がつくと暖房効率が下がってしまうため、霜を取るために「霜取り運転」をおこないます。
霜取り運転中は、暖房運転が停止してしまうため、終わるのを待ちましょう。霜取り運転中は、室内機から「シャー」「ポコポコ」「プシュー」といった異音が聞こえる場合があります。
【対策】
- 頻度が多いと感じるようであれば、あえて設定温度を1~2度下げる。
- 室外機の周りに雪が積もっている場合は、雪を取り除く。
7.リモコンの設定ミス
暖房の温度設定は、室温よりも高く設定する必要があります。(例:室温が10℃の場合は設定温度を20℃にする)
また、エアコンの風量が「弱」「おやすみモード」の場合は、温める風が弱いので、エアコンの効きが悪いと感じたら通常運転に切り替えましょう。
【対策】
- 高い設定温度に変更する。
- モードは「暖房」にして、風量を「自動」にする。
修理と交換のどちらを選ぶべきか?
エアコンの暖房の効きが悪くなった場合、修理するべきか、それとも新しいエアコンに交換するべきか迷うことがあるでしょう。それぞれの選択肢について、判断基準は以下の通りです。
修理を選ぶべきケース
- 故障の原因が明確(フィルターの汚れ、冷媒ガス不足、軽微な部品の故障)
- 購入してからまだ5~7年程度であり、耐用年数が残っている
- 修理費用が安い(2~3万円以内で済む場合)
交換を検討すべきケース
- エアコンの使用年数が10年以上
- 何度も故障を繰り返している
- 修理費用が5万円以上かかる場合(新しいエアコンの購入費用と比較)
- 最新の省エネモデルに切り替えたい(新しいエアコンは電気代の節約にもつながる)
冷媒ガスが原因で暖房が効かない場合は業者へ依頼を
中でも、エアコンの暖房が効かない原因として多いのが「冷媒ガスの漏れ」です。家庭で使用されているルームエアコンの配管には約1kgもの冷媒ガスが入れられています。
エアコンにより空気を温めたり冷やしたりする際には冷媒ガスが用いられ、エアコンを稼働させる際に必要不可欠なものです。暖房運転の際は、冷媒ガスが圧縮されることによって液体へと変化し、このときに生じる熱をもとにお部屋の空気をあたためています。
エアコンの老朽化に注意
特にエアコンの配管が老朽化したり、損傷を受けたりすると穴が開き、冷媒ガスが漏れる場合も。もし冷媒ガスがなくなるとエアコンにエラー表示が出るようになり、エアコンが一時的に稼働を停止します。
冷媒ガスは自分で補充することもできますが、エアコンによってガスの補充量が異なり、適切な量が補充されていなければ作動しなくなるので注意が必要です。
配管の老朽化や冷媒ガスの漏れが疑われる場合は、専門業者に連絡して冷媒ガスの補充かエアコンの交換かを相談するようにしましょう。
修理・交換にかかる費用の目安
エアコンの修理・交換にかかる費用の目安は以下の通りです。
業者によって費用は異なりますので、くわしくは複数の業者に見積もりをとって比較することをおすすめします。
修理費用
- フィルター清掃・交換:2,000円~5,000円
- 冷媒ガス補充:10,000円~20,000円
- 部品交換(基板、センサーなど):10,000円~30,000円
- 室外機の修理:20,000円~50,000円
交換費用
- 6畳用エアコン:50,000円~100,000円
- 10畳用エアコン:80,000円~150,000円
- 取り付け工事費用:10,000円~30,000円
【まとめ】使用年数で修理か交換か判断し専門業者へ相談を!
エアコンの暖房の効きが悪くなる原因は、フィルターの汚れ、室外機のトラブル、冷媒ガス不足、エアコンの寿命などさまざまです。まずは、簡単にできる掃除や点検を行い、それでも改善しない場合は修理や交換を検討しましょう。
修理と交換のどちらを選ぶべきかは、エアコンの使用年数や修理費用によって判断するのがポイントです。5~7年程度なら修理が適している場合が多いですが、10年以上経過している場合は交換した方が長期的にメリットが大きいです。
エアコンのトラブルを放置せず、適切な対策を取ることで快適な冬を過ごしましょう!弊社都市ガスサービスでもエアコンの修理・交換を承っておりますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。