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業務用エアコン工事の費用相場を徹底調査!失敗しない業者選びのコツとは?

業務用エアコンの導入には本体費用に加え、工事費用が必要です。

特に業務用エアコンの工事費用は家庭用エアコンと異なり、設置環境や業者選びによって大きく異なります。事前に相場を把握し、信頼できる業者を選びましょう。

本記事では、業務用エアコン工事の費用相場と失敗しない業者選びのコツを詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください!

業務用エアコン工事の費用相場

業務用エアコンの費用相場は機種や店舗規模によっても大きく異なります。以下の2つのカテゴリで費用相場を記載しますのでご参照ください。

  • 総合的な費用相場
  • 業務用エアコンの種類別の費用相場

具体的に見ていきましょう。

総合的な費用相場

業務用エアコンの工事費用は、以下の項目で構成されます。業務用エアコンの種類によって費用相場は異なりますが、まずは総合してどれくらいかかるかを解説します。

  • エアコン本体費用
    機種や性能により異なります。一般的には20万円~100万円以上が相場です。
  • 設置工事費
    配管作業や電気工事、設置の手間に応じて費用が変動します。一般的には10万円~50万円程度です。
  • 追加工事費
    特殊な条件が必要な場合(高所作業、既存設備の撤去、外壁への穴あけなど)は、追加費用が発生します。目安は5万円~20万円です。
  • メンテナンス費用(オプション)
    将来的な保守契約を含む場合は、年額数万円~10万円程度が必要です。

業務用エアコンの種類別の費用相場

業務用エアコンの種類別に費用相場は大きく異なりますので、あわせてご参照ください。業務用エアコンは主に以下の4種類に分けられます。

  1. 天井カセット型
  2. 天井吊り型
  3. 壁掛け型
  4. ダクト式

それぞれ本体価格の費用相場を見ていきましょう。

【1.天井カセット型】

業務用エアコンのなかでも、本体価格がもっとも高い天井カセット型の費用相場は、20万~70万円程度です。

生産数や流通数が多く、値引き率も高い傾向にあるため、業者に交渉すれば導入コストを抑えられる可能性があります。

【2.天井吊り型】

天井吊り型の本体価格の目安は20万~70万円程度です。

凹凸があり審美性は天井埋め込み型よりも劣りますが、天井カセット型より費用は抑えられます。内装をそこまで重視しないのであれば、天井吊り型を選ぶのもよいでしょう。

【3.壁掛け型】

壁掛け型は本体価格が安い傾向にあり、相場価格は10万~50万円程度です。

少しでも費用を抑えたい場合は、導入を視野に入れたいところです。

【4.ダクト式】

ダクトの距離も長く天井に埋め込む天井解体費用や復旧費用、ダクト工事費用などが追加で必要なダクト式は、費用相場は200万円前後です。

業務用エアコンの中では一番高額な部類になることもあります。

業務用エアコン工事で追加費用がかかるケース4点

業務用エアコンを設置する場合、追加費用がかかるケースがあります。主に以下の4つのケースです。

  1. 室内機と室外機の距離が離れている
  2. 室外機を高所に設置する
  3. 業務用エアコンに適した電源を設置する
  4. 既存の業務用エアコンと交換する

具体的に見ていきましょう。

1.室内機と室外機の距離が離れている

配管作業は基本工事費用に含まれている場合がほとんどですが、基本工事で想定されている以上の長さの配管をつなぐ場合は、資材費や工賃として追加料金がかかる可能性があります。

一般家庭と異なり、事務所や店舗では室内機の近くに室外機を置けるよう設計されているとは限りません。室内機と室外機の距離がどのくらい離れているのか確認しておきましょう。

2.室外機を高所に設置する

業務用エアコンの室外機は家庭用よりサイズが大きく重いので、2階以上の高所に設置する場合はクレーン車が必要です。高所への設置は、通常の設置工事よりも手間や時間がかかるため、設置工事費用に追加料金がかかります。

設置場所の条件によっても異なりますが、5,000円〜10,000円の追加費用がかかると把握しましょう。

3.業務用エアコンに適した電源を設置する

業務用エアコンは出力が大きいため、家庭用と同じ容量の電源やブレーカーでは対応できない場合があります。

業務用エアコンに必要な電源の種類は「単相200V」「三相200V」のいずれかです。業務用エアコンに使える適切な電源がない場合は、エアコン設置工事にあわせて電気工事を行わなくてはなりません

その場合は、別途費用がかかります。ブレーカーの交換や電線を引き込むなどの大がかりな工事になった場合は、5千円~10万円程度の費用がかかる場合も。

容量変更のために電気契約プランをアップグレードすることになると、工事費用だけではなく電気代も高くなるため注意しましょう。

4.既存の業務用エアコンと交換する

既存の業務用エアコンとの交換を検討している場合は、新しいエアコンの設置工事費用に加えて古いエアコンの撤去・廃棄費用がかかります。

具体的には、破壊費用や取り外し費用、冷媒ガスの回収、処分費用などです。設置されていた業務用エアコンの種類によりますが、撤去・廃棄にかかる費用は約4万円〜20万円です。

たとえば、シングルタイプの壁掛け型エアコンで約4万円、マルチタイプの天井カセット型エアコンで約20万円の撤去・廃棄費用が発生します。

既存の業務用エアコンと交換する場合は、新しいエアコンの設置工事費用の約2倍の費用がかかるので、注意が必要です。

業者選びのコツ4点

業務用エアコン工事には、業者選びも重要なポイントです。以下の4つを押さえて上手に業者選びをしましょう。

  1. 複数社から見積もりを取る
  2. 口コミや実績を確認する
  3. 許認可を確認する
  4. 契約内等を明確にする

具体的に解説します。

1.複数社から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることで、価格の妥当性を確認できます。同じ条件で依頼しても、業者ごとに価格や提案内容が異なるため、3~5社程度の比較が必要です。

3.口コミや実績を確認する

業者のウェブサイトや口コミサイトで、過去の施工実績や評価を調べましょう。特に、以下の点をチェックしてください。

  • 同規模の工事実績が豊富か
  • 施工後のトラブル対応が迅速か
  • 担当者の説明が分かりやすく丁寧か

4.許認可を確認する

業務用エアコン工事には、電気工事士などの資格や特定の許認可が必要です。業者がこれらを適切に保有しているかを確認してください。

5.契約内容を明確にする

契約時には、以下の点を明確にしておきましょう。

  • 工事スケジュール
  • 支払い条件(分割払いが可能かなど)
  • 追加費用が発生する条件
  • 使用するエアコンのブランドや型番
  • 工事範囲や具体的な施工内容
  • アフターサポートの有無(保証期間や定期点検サービス)

【まとめ】費用相場が幅広い業務用エアコン工事は「信頼できる業者選び」が大事!

業務用エアコンの工事費用は、本体費用や設置条件によって大きく変動します。相場を把握し、信頼できる業者を選ぶことで、適切な費用と高品質な工事を実現できます。複数社からの見積もり取得、業者の実績確認、適切な保証内容のチェックなどを怠らないようにしましょう。

弊社都市ガスサービスでは60年の実績と信頼により多くのご依頼をいただいています。業務用エアコンの工事をご検討される場合は私どもにお気軽にご相談ください。

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