ガスコンロ

ガスコンロの交換はどこに頼む?費用はいくら?自分でできる?それぞれの疑問を解決します!

ガスコンロの交換を考えなければならない場合、以下のような疑問や心配を抱えていませんか。

「どこに頼むのが良いの?」

「安く交換したいけど安心できる業者を見つけられるか不安」

「できる限り自分で作業したいけど問題ないの?」

本記事は、上記の疑問を解消するために押さえておきたい基礎知識を取り上げたうえで、交換を知らせるサインやガスコンロの選び方などを解説します。

交換を依頼できる業者ごとのおすすめポイントもまとめたので、参考にしてください。

ガスコンロを交換する前に知っておきたい基礎知識

ガスコンロを交換する前に、以下のポイントを事前に押さえておくのがおすすめです。

  • ガスコンロ本体の種類
  • ガスの種類
  • 交換目安や寿命

基礎知識を押さえて、購入してから後悔しないよう順番に解説していくので参考にしてください。

ガスコンロ本体の種類

ガスコンロの本体には、据え置きタイプのガスコンロとビルトインタイプのガスコンロがあります。

据え置きタイプのガスコンロであれば買い替えで済む一方で、ビルトインタイプのガスコンロは取り外しを伴う交換工事が必要になるのです。

システムキッチンのガスコンロのように埋め込まれているガスコンロが、ビルトインタイプのガスコンロです。

ほかにもガスコンロには、ガラスやステンレス、ホーローなどの素材によって交換費用が異なります。

世帯人数によって、2口なのか3口なのかも異なるので、ガスコンロを使う頻度によって交換するガスコンロの種類が異なるのです。

ガスの種類

ガスコンロを交換するにあたって、供給しているガスの種類が異なるガスコンロは設置できません

つまり、家庭で使っているガスの種類を把握しておく必要があるのです。

ガス料金の明細書や検針票などで確認ができますが、スマートメーターの設置から紙の明細書がお手元に届いていない方もいるでしょう。

ガスの種類を見極めるために、以下の表を参考にしてください。

上記のような違いはありますが、最終的にはガス契約をしている会社に確認するのが無難です。

交換目安や寿命

ガスコンロの交換目安は、ガスコンロの寿命が大きく関係します。

ガスコンロの寿命は約10年と言われています。

当然ガスコンロを使う頻度によって寿命は変動しますが、安全にガスコンロを使うには製造年から10年目には、交換もしくは点検を依頼しましょう。

メーカーによっては、部品のストックを10年を目処に打ち切るケースもあります。

設置から10年以上経ってから修理を依頼すると、部品のストックがなく断られる可能性もあるので注意しましょう。

ガスコンロの交換を依頼できる業者については、後述で詳しく解説します。

ガスコンロの交換を知らせるサイン

ガスコンロの寿命は、本体交換を推奨するサインではありますが、製造年の把握が必須です。

中には「ガスコンロを使っていて見た目で判断できる基準はないのか」と気になった方もいるのではないでしょうか。

実は、ガスコンロの交換は寿命以外でも、以下の症状が発生していたら交換すべきタイミングになります。

  • 点火までの時間がいつもより長い
  • ガスコンロを点火すると異臭がする
  • ガスコンロの部品に亀裂やサビがある
  • 炎の色が黄色やオレンジに変わる
  • ガスコンロの天板がいつもより熱い

上記のような症状が見られた場合、ガスコンロが急に使えなくなってしまう恐れがあります。

急にガスコンロが使えなくなると、日頃の料理ができなくなってしまうので、早めの見極めが必要です。

ガスコンロが全く動かなくなる前に、交換のタイミングを見極めていきましょう。

交換するガスコンロを選び方

交換するガスコンロを選ぶ際には、以下のポイントに注意しながら選ぶのがおすすめです。

  • ガスコンロかIHヒーター
  • ガスコンロの幅
  • ガスコンロの素材
  • ガスコンロの機能

それぞれ選ぶ際の注目ポイントを解説していきます。

ガスコンロかIHヒーター

ガスコンロを交換する際、心機一転でIHヒーターに交換しようと考えている方もいるでしょう。

ガスコンロとIHヒーターのどちらを選ぶか、1つの判断基準になるよう、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

ガスコンロの幅

ガスコンロの幅は、国内に出回っている大半が60cmか75cmのどちらかです。

標準とも言えるサイズが60cmで、サイズが合っているガスコンロであれば、異なるメーカーのガスコンロでも交換できます。

たとえばリフォームも兼ねて、天板の広さを60cmから75cm変える場合、2,000〜3,000円ほど高くなります

ガスコンロの天板サイズを大きくすると、点火する部分同士の幅がそれぞれ2〜5cmほど広がるので、広々と鍋を置けるのです。

注意点としてガスコンロを設置する場所は、消防庁による規定が定められているのを把握しなければいけません。

  • 壁から15cm以上の距離をあける
  • 現在設置されているレンジフードよりも横幅が広いガスコンロは設置できない

心配な方は、専門知識が豊富なガス会社やリフォーム会社などに相談して決めましょう。

参考:東京消防庁「キッチンまわりの豆知識」(参照2024-02-25)

ガスコンロの素材

前述で紹介したように、ガスコンロの素材によって費用が異なります。

素材ごとの費用や耐久性について、表でまとめたので参考にしてください。

すでに使っているガスコンロの状態から、耐久性を見てから素材を決めるのも1つの手です。

キッチンとのデザイン性を重視したい方や掃除を楽にしたい方など、それぞれの目的にあった素材を選びましょう。

ガスコンロの機能

ガスコンロは、機能性で選択の幅が異なります。

基本的な機能や便利機能などがあり、以下のようなポイントを押さえておくと、ガスコンロ選びに活かせます。

  • バーナー口数は何口なのか
  • 火力の強さはどれくらいなのか
  • タイマー機能は付いているのか
  • 火加減の自動調整機能は付いているのか
  • グリルは付いているの(付いているなら「両面焼き」か「片面焼き」か)
  • ガスオーブンは付いているのか

よくあるガスコンロの機能性には、上記のようなチェックポイントがあります。

それぞれの機能には、ガスコンロのメーカーや機種ごとによって得意分野が異なるので、優先度を決めておくのがおすすめです。

ガスコンロの交換を頼める業者とそれぞれの特徴

ガスコンロの交換は、以下の業者に依頼できます。

  • ホームセンターや家電量販店
  • 工務店やリフォーム店
  • ガスコンロメーカー
  • ガス会社

業者ごとの特徴やおすすめポイントを順番に解説していきます。

ホームセンターや家電量販店

大手のホームセンターや家電量販店であれば、ガスコンロの購入から工事依頼まで、一貫して依頼できます。

店頭に並べられているケースが大半なので「実物を見てから決めたい」方におすすめしたい業者です。

気軽に足を運べるだけあり、相談しながらガスコンロを決められるのもメリットです。

また店舗によってはポイント還元や割引キャンペーンが実施されていて、比較的安くガスコンロを買える可能性があります。

しかし、工事自体は委託先の業者が請け負っているケースが大半なので、細かい要望に応えてもらえない可能性が高まります。

交換工事のみ依頼できないので、あくまでガスコンロ本体の購入あっての話になるので注意しましょう。

工務店やリフォーム店

工務店やリフォーム店にガスコンロの交換を依頼するのは、ほかの工事が必要な場合に適しています。

工事費用込みで対応してくれるので、割引キャンペーンやセット割引があると、比較的安くガスコンロを交換できます。

独自の保証を展開している業者もあり、取り扱っているガスコンロの数も多い点もメリットです。

注意点として、工務店やリフォーム店によっては、悪質な案内をしてくる業者もいるので注意しましょう。

またガス関連の工事には、専門な資格が必要なので交換作業は、工務店やリフォーム店が外注しているので、割高になってしまいます。

あくまでシステムキッチンまるごと交換するような大掛かりな工事に向いている業者です。

ガスコンロメーカー

ガスコンロメーカーは、交換するガスコンロを企業として扱っているだけあり、専門知識の豊富さが特徴です。

希望するメーカーがある場合、メーカーに依頼すれば確実に求めたメーカーのガスコンロを購入できます。

しかし、ガスコンロ本体や工事などに割引が適用されていないケースが大半になるので、ほかより高額になってしまいます。

交換工事もメーカーが委託した業者が請け負うケースが大半なので、取り扱っている製品知識の豊富さを重視したい方に向いている業者です。

ガス会社

ガス会社は、ガスコンロを含めたガス機器の点検・交換などの工事にも対応してくれます。

依頼するガス会社にもよりますが、キャンペーンを実施していないケースもあり、前述した業者と比べると、交換費用が高くなる傾向にあります。

取り扱っているガスコンロの在庫が少ない傾向にあるのもデメリットです。

一方でガスコンロを含めたガス機器の工事には、専門の資格がないと対応できません。

ガス会社に依頼すれば、専門の資格・経験・実績などにおいて安心感がある点においてメリットになります。

長く使うガスコンロなので、安心して業者に依頼したい方におすすめしたい業者です。

ガスコンロを交換する費用相場

ガスコンロの交換費用の相場は、工事費用を含めると5万〜20万円前後かかります。

ガスコンロ本体価格の相場は、種類や素材によって異なりますが、5万〜15万円前後です。

工事費用単体でみると、8,000〜2万円程度が相場になっていて、別途出張費用などがかかります。

業者によっては、ガスコンロの処分費用がかかるので、交換する前に見積もりで念入りに打ち合わせしておきましょう。

ガスコンロの交換におけるよくある質問

ここからはガスコンロを交換する際によくある質問を取り上げます。

今回、以下の質問に回答していきます。

  • ガスコンロの交換を安くするコツはないの?
  • ガスコンロの交換を業者に依頼する際何に注意すればいいの?
  • ガスコンロの交換は自分でできるの?

ガスコンロの交換を安くするコツはないの?

ガスコンロを安く交換するには、以下のポイントを押さえる必要があります。

  • ガスコンロ本体を安く買う
  • 安心できる業者に交換工事を依頼する

安さを重視するなら、インターネット通販(オンラインショップ)で買うのがおすすめです。

しかしガスコンロには、前述で紹介したように素材や機能などの違いがあるので、自分で選ぶのは手間がかかってしまうでしょう。

安さを重視し過ぎず、キャンペーンやセット割引、保証の有無などから安心できる業者にガスコンロと交換工事のセットで依頼するのがおすすめです。

ガスコンロの交換を業者に依頼する際何に注意すればいいの?

ガスコンロの交換工事を依頼する業者を選ぶなら、以下のポイントに注意して業者を選びましょう。

  • 見積書の内容が細かく書かれているか
  • 施工実績が豊富か
  • 良い口コミが投稿されているか

「悪徳業者」と呼ばれる業者の大半が、見積書の内容が「〇〇一式」のようになっています。

出張費や駐車場代などをあとから請求され、案内された保証も大半が対象外になるような保証を案内する業者もいます。

何よりガス関連の工事には、専門の資格が必須になるので資格を保有しているか確認しましょう。

ほかにも口コミを確認すれば、工事対応の丁寧さなどがわかるので事前に調べておくのがおすすめです。

ガスコンロの交換は自分でできるの?

ガスコンロの交換は、原則として自分ではできません。

例外として据え置きタイプのガスコンロ交換は、自分でできますが少しでも心配な方は業者に依頼するのがおすすめです。

ただしビルトインタイプのガスコンロ交換にかかる作業を「途中まで」ならできます。

具体的には以下のステップまでが自分でできる範囲です。

  1. 給湯器の電源を切る
  2. ガスの元栓を閉める
  3. ガスのコックを閉める
  4. ガスホースを外す
  5. 古いガスコンロを外す
  6. 新しいガスコンロを設置する

上記以降の作業はガス管への接続が必要なので、専門資格の保有が必須です。

何よりガスコンロの設置は複雑なので、なるべく自分で交換せず1から業者に依頼しましょう。

まとめ|ガスコンロを安全に交換するには信頼できる業者に連絡を!

今回はガスコンロの交換について、事前に押さえておきたい基礎知識や交換を知らせるサイン、ガスコンロの選び方、交換を依頼できる業者などを解説しました。

ガスコンロの交換は、ガスコンロの種類や素材、機能などの違いから費用が異なります。

10年の寿命が1つの判断になる一方で、ガスコンロの症状によっては設置から10年未満で交換が必要なケースもあります。

業者によっては、ガスコンロの点検から交換まで一貫して対応してくれる業者もいるので、相談しながら決めましょう。

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